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Bentley Brooklands
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この新型Brooklands coupéに貫かれているコンセプトを説明して、Bentley 最高責任者の Dr. フランツ・ヨゼフ・ペフゲンは語っています。「1920年、Brooklandsサーキットに不朽の名声を刻んだ‘Bentley Boys’。Bentleyに脈打つ、彼らが残した走りの血統が、スタイル、パワー、時代が放っていた輝きの原型として、この新型coupéに生かされています」*
Brooklandsのスポーティなデザインには、Bentleyの真髄と言うべきCrewe製V8エンジンが 発揮する驚異的な性能がにじみ出ています。Bentley Brooklandsに搭載される、ツインターボチャージャー装備の6.75リッターV8エンジンは、最高出力530bhp (395kW/537ps)、最大トルクにおいては驚愕すべき1050Nm (107kgm)という、ブランド史上最強のパワーを 発揮します。
Bentleyが育んできた特別注文生産の技術と、極上の仕上げでウッドパネルとレザーハイドを 演出するクラフトマンシップ。ブランドが持てる技術の粋を尽くし、1台1台を手作業によって 組み立てるBrooklands coupéは、その希少価値を維持するため、総生産台数がわずか 550台に限定されています。2008年の春から夏にかけて、本社クルー工場からの出荷が開始される予定です。
Exterior Design: Classic British Proportions
デザインディレクターのダーク・ヴァン・ブラッケル率いるデザインチームに数々の インスピレーションをもたらしたものこそ、ブランドに脈々と息づくcoupé製造の歴史でした。そして、ヴァン・ブラッケルの目もまた、その任務を極めて明確に捉えていたのです。「Bentleyの伝統に恥じない、パワフルにして強靭、そして軽快さをコンセプトとし、英国の香り漂うgrand touring coupéを創り上げること」 輝かしい血統から生まれた新型Brooklandsですが、そのデザインとエンジニアリングは、まさに最新・最先端のものです。 ロングボンネット、ショートフロントオーバーハング、そしてロングリアオーバーハングが創り出すプロポーションは、デザインが目指したものを 完璧なまでに具現化しています。低いルーフライン、鋭い傾斜アングルを描くウィンドスクリーン、ピラーを持たないサイドウィンドウは、この車の力強さとダイナミズムを表現しています。
Brooklandsはその生産台数がごく限られているため、デザイナーは、コーチビルディングに 精通したスタッフの技量を十二分に生かした、Bentleyならではの特徴を ふんだんに盛込むことができました。プログラムディレクターのアシュレー・ウィッカムは こう語っています。
「長年に渡って積み上げられてきたコーチビルディングのノウハウと、高い技量を身につけたCreweスタッフのクラフトマンシップがあってはじめて、Brooklandsの美しく、豊かなシルエットを 実現することができたのです」
中でもフローティングリアスクリーンは、特別注文によって製造されるBentleyの血脈を証明する エレメントです。 滑らかに流れ落ちるリアスクリーンのラインとロアエッジが、ブーツリッドの アッパーエッジに出会い、溶け込むように一体となる様は、完璧なまでに美しいリアビューを 持つ車と呼ぶにふさわしい姿です。 そこにも、リアウィングを別々にCピラーに溶接するという 独自の手法が使われていることは言うまでもありません。
足回りの確かさと堅牢さ、そして機動力にあふれるニューモデルのキャラクターにふさわしい、標準装備の大口径20インチホイールは、新型Bentley coupéのパワフルな存在感そのものです。
Interior Design: Peerless Craftsmanship with a Sporting Character
「傑出したスポーツ性能を備えた、豪華な手造りのラグジュアリーカー。すなわち、完璧なBentley coupéを創造すること」 ダーク・ヴァン・ブラッケルは、Bentleyのインテリアデザインチームに課せられた使命を こう説明しています。
レザーハイド、ウッドパネル、カーペットの色調、そしてシートベルトのカラーを 選んでいただくことで、オーナーとなられる方ひとりひとりの要望を忠実に形にしてゆく Brooklandsの製造工程と、そこに注ぎ込まれるBentleyのクラフトマンシップ。最上級天然素材が持つあたたかさ、贅沢さと世界最高の技術がインテリアを飾るとき、Bentleyの真髄がそこに見えるのです。
4人乗りとして配列されたシートは深くゆったりとしたすわり心地ながらも、Brooklandsの インテリアに軽快な雰囲気を醸し出し、フットペダルとフットレストのアルミニウムの輝きが アクセントを添えています。 ウィンドスクリーンからリアコンパートメントいっぱいまで、継ぎ目のないシングルピースハイドトリムで仕上げられたルーフライニングは、長く、滑らかな線を描くこの車の外観をより一層優美に見せています。
ウィンドウにピラーを使わないデザインを採用することで空間の演出をより鮮明にし、細部に渡る分析を重ねて足元に最大限のスペースを確保する。究極のBentley grand touringの血脈に恥じることのない、極上の居住性を追求するインテリアデザイナーたちの仕事は、持てる力の全てを傾注した戦いでもあったのです。
かつてのBentley Continental R coupéと比較するとBrooklandsのリアキャビンは 10%広くなっていますが、フロントにおいても、この先代モデルを上回る大きなキャビンに デザインされています。足元、ひざ周り、ヘッドルームで構成されるインテリア空間において、Brooklandsを越える量産型ラグジュアリークーペは存在しません。 独立型のリアシートには、かつてAzureにも使われた電動式スライドクッションを採用し、新設計のセンターコンソールにはストレージとカップホルダーの両方が組み込まれています。まさに、大人4人の乗客を これ以上ない満足感で包む、ゆとりと安らぎの空間がBrooklandsの真骨頂です。
Most powerful Crewe-built V8 ever – 530bhp (395kW/537ps), 1050Nm (107kgm)
強靭さと軽快さをコンセプトにデザインされ、特別注文生産によって形を与えられるボディ。そこに包まれる心臓部は、最高出力530bhp(395kW/537ps)、最大トルクは驚異の1050Nm(107kgm)という、生産モデル用のパワーユニットとしては ブランド史上最強を誇るCrewe製V8エンジンです。開発プログラムは今なお続けられており、最終的な性能はまだ決定されていませんが、Arnageの性能に磨きをかけることで 実現した新型Bentley Brooklandsの加速力は、スーパーカー以外のなにもでもありません。
開発プロジェクトの開始当初、エンジニアリングに携わる取締役会のメンバー、Dr. ウルリッヒ・アイヒホルンがパワートレインの開発スタッフに求めたもの、それは、Bentley coupéにふさわしい至高のドライブ感覚でした。「走りにかける真の情熱を満足させ得る、エキサイティングでありながら自然体、そして扱い易い性能。それこそが私たちの目指すものでした」
Bentley S2 saloonに搭載され、1959年に発表された当初は総排気量6.23リッターだった Crewe製のパワートレインは、たゆまぬ改良の積み重ねによって伝説のV8へと成長しました。初のV8となったパッケージは、当時としては最先端の技術であるフルアルミニウム構造を採用し、5ベアリングクランクシャフトとサポート構造を強化したカムシャフトを備え、出力200bhp、最大トルク400Nmを発揮するものでした。 低回転で最大トルクを発揮する、軽く、柔軟性に富んだパワートレインが、Bentleyの代名詞となっていったのです。
総排気量が現在の6.75リッターになったのは1969年。排気量はそれ以上 大型化することはなかったものの、1982年には、ターボチャージャーの導入という 未曾有の技術革新を迎えることになりました。Bentleyのイメージを一新させた、出力300bhpに及ぼうとするMulsanne Turboの誕生です。 さらに1999年には、ポートインジェクションとチャージクーラーを装備した シングルターボエンジンがArnageに搭載され、ツインターボが登場する2002年には 最高出力は450bhpに達しました。
2007年型Arnageに搭載される最新型V8エンジンに性能向上のチューニングを加えたとき、Bentley Brooklandsの新しい命が覚醒しました。設計を一新したカムシャフトと慣性モーメントを 抑えた新型ターボチャージャーを導入することで、低回転域でのエネルギー効率を 大きく向上させることに成功し、性能、機能強化両面で大きな飛躍を遂げています。ターボラグをほとんど感じさせず、どの回転域からでもBentleyパワーの証、巨大なトルクウェーブを発揮することができます。数々の改良を施されたArnageのV8エンジンの性能は、最高出力500bhp (373kW/507ps)、最大トルク1000Nm(102kgm)という、驚くべき領域に達しています。
コンポーネントの最適化とチューニングを重ねることでその実力にさらなる磨きをかけた結果、Bentley Brooklandsに搭載されるユニットは、最高出力、最大トルクのいずれにおいても、それまでの最高記録を一気に塗り変えたのです。
V8エンジンが発揮する驚異的なエネルギーは、最新型のArnage同様、6速トランスミッションに よって受け止められます。ケーシングを強化したその構造は、パワートレインを構成する、 エンジンとトランスミッションの間で行われる動力伝達のあり方さえ変えるものです。 セミオートマチック機能によるマニュアルモードでのギアセレクトだけでなく、高性能のロッキングトルクコンバーターとESPシステムによって、ドライバーは強大なパワーを 臆することなく操ることができるのです。
Footnote
*挑む者を拒むかのような難コース、Brooklandsサーキットは、英国モータースポーツ 発祥の地である。1920年代から30年初頭、英国Surreyに位置するBrooklandsは、幾たびかBentleyが優勝の祝杯をあげた場所でもある。モータースポーツの世界にルーツを持つと言えるBentleyが、かけがえのない歴史を刻みながら多くの尊い資産を残してきたのもまた、このサーキットなのである
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