マツダ株式会社は、水素でもガソリンでも走行できるデュアル フューエルシステムを採用した水素ロータリーエンジン車「マツダRX-8ハイドロジェンRE」を、エネルギー関連企業の出光興産株式会社と岩谷産業株式会社(50音順)にそれぞれ1台リース販売を行い、東京と大阪で本日納車した。今回納車されたそれぞれの車両には、マツダのオリジナルデザインをベースに両社からの要望を加えたカラーリングが施されている。水素とガソリンの両方を使用できる内燃機関を搭載したリース販売車両の導入は、世界で初めてのこととなる。
開発担当主査の柏木 章宏(かしわぎ あきひろ)は、「国家的プロジェクトである水素・燃料電池実証プロジェクトに参画され、水素エネルギーの活用に向けて熱心に取り組んでおられる両社へ、はたらくクルマとして水素ロータリーエンジン車を納車できたことに大きな喜びを感じている。実際にお使いになるお客様からのご意見を頂きながら、水素ロータリーエンジン車のさらなる性能向上をめざして開発を進め、より環境に優しい水素エネルギー社会の実現に貢献していきたい。」と語った。
■「マツダRX-8ハイドロジェンRE」の主要諸元およびリース価格は以下の通り
| 車両 |
型式 |
マツダ ABA-SE3P改 |
| 全長/全幅/全高 |
4.435mm / 1.770mm / 1.340mm |
| ホイールベース |
2,700mm |
| 車両重量 |
1,460kg |
| 乗車定員 |
4名 |
| エンジン |
種類 |
RENESIS水素ロータリーエンジン |
| (デュアルフューエルシステム) |
| 型式 |
13B |
| 総排気量 |
0.654L x 2 |
| 最高出力 |
| 水素 |
80kW (109PS) |
| ガソリン |
154kW (210PS) | |
| 最大トルク |
| 水素 |
140N・m (14.3kg・m) |
| ガソリン |
222N・m (22.6kg・m) | |
| 燃料 |
種類 |
水素/ガソリン切替式 |
| 燃料タンク |
| 水素 |
110L / 35MPa(350気圧)高圧水素ガスタンク |
| ガソリン |
61L | |
| 性能 |
航続距離 (10.15モード) |
|
*標準リース価格 (カッコ内は消費税抜) |
420,000円/月(400,000円/月) |
<ご参考>マツダの水素自動車開発の歩み
| 1991年 |
水素ロータリーエンジン第1号車HR-Xを開発 |
| 1992年 |
燃料電池搭載ゴルフカートの実験走行 |
| 1993年 |
水素ロータリーエンジン第2号車HR-X2を開発 |
| 水素ロータリーエンジン搭載のロードスター実験車を開発 |
| 1995年 |
水素ロータリーエンジン搭載のカペラカーゴで、日本初の公道試験走行を実施 |
| 1997年 |
デミオFC-EVを開発 |
| 2001年 |
プレマシーFC-EVを開発、日本初の公道試験走行を実施(メタノール改質方式) |
| 2003年 |
RX-8水素ロータリーエンジン開発車を発表 |
| 2004年 |
水素とガソリンの二つの燃料が使用できるRX-8 水素ロータリーエンジン開発車による世界初の公道試験走行を実施 |