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マツダ、CO2排出量削減に向けた取り組みについて

23 giugno 2008

マツダ株式会社(以下、マツダ)は、CO2排出削減に向けた取り組みについて本日発表した。2015年までにパワートレインの一新と新型プラットフォームなどの導入により、グローバルで販売するマツダ車の平均燃費を30%向上させる計画である。

 マツダは昨年3月に、ブランド価値を向上していく技術開発の長期ビジョンとして「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」を策定した。この宣言を通じてCO2削減など自動車産業が抱えるさまざまな課題に対応し、地球環境と交通環境のサステイナブルな未来に向けた技術開発に取り組んでいる。

 この長期ビジョンに基づいたマツダの基本ポリシーは、マツダ車を購入いただいたすべてのお客様に走る歓びと優れた環境安全性能を提供することであり、環境対応の実績と目標、具体的な主要施策は以下の通りである。

【商品領域】
● 2001年から2008年までの7年間で、国内で販売するマツダ車の平均燃費は約30%向上。
● 2008年に国内で販売するマツダ車のうち、最高レベルの「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆ SU-LEV)」認定車の割合は90%以上。
● 2015年までにパワートレインの一新と新型プラットフォームなどの導入により、グローバルで販売するマツダ車の平均燃費を2008年比で30%向上させる計画。

1.パワートレイン
● 地球環境のサステイナブルな未来の実現に向けて、躍動感あふれる動力性能と環境性能が調和した、乗って楽しくなる、また乗りたくなるパワートレインを追求する。
● 将来に向けて“Zoom-Zoom”を実現するために、内燃機関にこだわり、来る水素社会に向けて水素燃焼技術を追求する。そして進化の過程で、社会インフラの整備状況を考慮した現実的な技術を導入していく。 

(1) ガソリンレシプロエンジン
・ マツダ独自のスマートアイドルストップシステムの量産仕様の技術を本年中に公表し、2009年中に市場導入する。国内及び欧州市場に加え、将来はグローバルに展開する。同システムは停止中のエンジンのシリンダー内に直接燃料を噴射して爆発させ、ピストンを押し下げて始動させる世界初のシステムであり、静かで素早い再始動が可能となる。このシステムの採用により日本市場では7~8%の燃費向上を実現できる。
・ E85まで対応可能なフレックスフューエルエンジンを2009年に北欧及び北米市場に導入する。
・ ガソリンエンジンを2011年から一新、次世代DISI(直噴)システムなどを採用し、15~20%の動力性能向上、20%の燃費向上を計画している。

(2) ディーゼルエンジン
・ 各市場の最も厳しい将来の排出ガス規制に適合した新型ディーゼルエンジンを、2011年からグローバル展開する計画である。このエンジンでは、次世代直噴技術や高過給システム、NOx低減技術などにより、排出ガス性能の向上と同時に20%の燃費向上を計画している。

(3) トランスミッション
・ マニュアルトランスミッション並みの走行感と燃費性能を実現する高効率な新型オートマチックトランスミッションを2011年に市場導入する計画である。

(4) ロータリーエンジン
・ 新しいディメンションを採用し、DISIや急速燃焼技術などにより動力性能、燃費性能を大幅に向上させた新型ガソリンロータリーエンジン16Xを2010年代初頭に市場導入する計画である。

(5) 水素ロータリーエンジン
・ 水素ロータリーエンジン車マツダRX-8ハイドロジェンRE 30台をノルウェーのHyNor(ハイノール)プロジェクトに2008年から順次納入する予定である。
・ 動力性能を40%高め、航続距離を200kmに向上させたプレマシーハイドロジェンREハイブリッドの大臣認定を取得、公道走行を開始。2008年度中にリース販売を開始する。
・ 将来は、16Xをベースとし3.0Lガソリンレシプロエンジン並の動力性能を持ち、航続距離を400kmに向上させた新型ハイドロジェンRE搭載車の実用化を計画している。

(6) ハイブリッド
・ フォード技術の活用及びプレマシーハイドロジェンREハイブリッドに搭載したマツダ独自のシステムを含め、高効率なガソリンハイブリッド車の2010年代初頭の市場導入を目指し開発を進めている。

2.車両
● 徹底した車両の軽量化と抵抗低減により、運転性能の向上とともに燃費向上を実現する。
● 食料と競合しない植物由来のバイオ素材の開発により、環境負荷の低減を図る。
   
(1) プラットフォーム
・ 際立つデザインと優れたダイナミック性能を持ち、安全かつ軽量な新型プラットフォームを2011年から段階的に展開する。
・ この新型プラットフォームを採用する新車では、100kg以上の軽量化を目指す。

(2) 材料技術
・ 損傷バンパーを素材に戻して再びバンパーの素材として利用するバンパー toバンパーリサイクル技術を確立。2005年3月生産分のマツダRX-8から導入し、順次適応車種を拡大している。
・ 産官学連携で植物由来によるカーボンニュートラルなバイオプラスチックを開発し、2008年度中にリース販売開始予定のプレマシーハイドロジェンREハイブリッドに採用する。
・ 2008年6月よりマツダ・バイオプラスチック・プロジェクトに着手し、食糧と競合しないセルロース系バイオマスを原料としたバイオプラスチック技術開発を行い、2013年までに自動車への実用化を計画している。

【生産・物流領域】
● 従来からマツダは人と環境に優しいクリーンファクトリーを目指し、CO2、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds:以下VOC)、廃棄物や製造にかかるエネルギーを大幅に削減する技術開発に取り組んでいる。
● マツダは、社会に貢献する企業として、物流領域に関しても、環境に配慮した輸送システムづくりを推進している。

1.プラント
・ 国内生産領域でCO2の総排出量を2007年度に1990年度比で15.4%削減し、売上高あたりの排出量では24%削減した。
・ マツダの工場から排出するVOCの大半とCO2の四分の一近くを占める塗装工程において、VOC排出量45%削減とCO2排出量15%削減を同時に実現する独自のスリーウエットオン塗装技術を、2005年までに国内のすべての工場に導入済みである。この環境にやさしいスリーウエットオン塗装技術は、中国の長安フォードマツダ南京工場にも2007年に導入しており、タイのオートアライアンスタイランドにも2008年中に導入する。
・ 2009年には、このスリーウエットオン塗装技術をベースに、CO2排出量を増加させることなくVOC排出量をさらに57%削減する革新的な水性塗装技術を開発・導入する計画である。CO2排出量は一般的な水性塗装と比べ25%の削減が可能であり、これにより世界で最もクリーンな塗装工場を目指す。
・ 工場のエネルギー使用量の二分の一以上を占める素材・機械加工領域においては、設備総合効率の追求による設備稼働率や品質の向上、材料歩留りの向上やエネルギーの供給効率の改善など、生産工程に潜むあらゆるムダ・ロスを徹底的に削減する全員参加の改善活動に継続して注力してきた。これによって、2001年から2007年の6年間で、台当りエネルギー使用量を約20%削減し、CO2排出量削減を実現した。
・ さらに、モノ造り革新の推進によって変種変量生産への移行を図り、工場間の相互補完によって操業度を高く維持する体制を整備する。これによって工場全体のエネルギー効率を高め、CO2排出量の一層の低減を進める。

2.物流
・ 日本では慣例となっている取引先によるマツダへの部品納入方式から、マツダが複数の取引先を巡回して部品を集荷するマツダミルクランシステムへの移行と、トラック輸送を鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトを推進している。
・ マツダミルクランシステムと、サービスパーツ出荷の鉄道利用を核とした広島-東海地区間のグリーン物流システムを構築し、専用コンテナによる鉄道往復輸送を2007年に開始。同区間の輸送にかかるエネルギーを年間で29%削減した。



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